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2018.12.08 建設コストについてのショートメッセージ!
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数年前から建設コストアップが顕著化していて、建築事務所での工事費概算書を作成するのに苦慮してます。

概算コストを出しても建設コストアップがそれに追従してくれないので、概算コスト自体嘘の情報となってしまう可能性が大きくなって来たからです。

私達の最近の実績では、名古屋、福岡、長崎、佐賀と各地でのプロジェクトで工事費の内容を精査させて頂いての印象は、建設工事費のネット価格(実勢価格)は建設業者によってもそんなに変わらないと言う結論です。

コンクリート型枠費用は以前4、5年前からすると粗倍の価格に跳ね上がっていて、何処の型枠屋さんにお願いしても絶対に下がる事が無い現実に、建設会社さんは嘆いておられます。コンクリート単価も鉄筋、鉄骨の価格も粗同様で、鉄骨の加工費等はトン数の少ない屋外階段では4倍から5倍の単価、本当話にならない程の値段。
結論は労務費を絶対に下げられ無い時代になってしまったという事です。

困った事に、その辺りの事情をご存知でない(積算根拠の知識の無い)御用聞き建築営業マンがいい加減な情報をクライアントさん達と共有してしまうと、とんでも無い事態(出口の見えない負のサイクル)に堕ちいってしまいます。

彼等は5年ほど昔の情報を元に下請けを叩けば建設コストが下がると勘違いも甚だしい事を平気で言って来られます。

建設コストは今後も確実に上昇し、当分下がる事はありません。むしろ働き方改革等で益々上昇するでしょう。

昨今では誰に仕事を頼むか分からない状況での複数の建設会社に対する工事入札よりも、何処の職人さんの誰にお願いする等の確実な情報で、特命工事でのコスト算出の方がコスト下がると言った事態が多く見受けられます。

安く安くと出て来たコストを疑う気持ちが、逆に建設コストを上昇させてしまう時代です。

坪なんぼで建物が建つと言った根拠のない幻想が、プロジェクトを頓挫させるか若しくはとんでもない廃棄物同然の建築物を産む結果になるか知れません。データ偽装に手抜き工事等、良心を問われるこの業界、道徳心の無い業者も有れば、鼻血も出ない程にコストをこぎろうとする施主も一方では居られます。

この業界で良い結果をもたらし、三方良しを実践するためには‥‥!

先ずは今の現況を把握して頂く事、そして現況に合わせた最大限の努力を行い、当然、物価上昇に見合うだけの効率化改善や報酬見直しも並行して行く事。そうして最も大事な事は其々の業界に於ける魅力発信の出来るモチベーションを持続する事でしょうか。

不安を抱えて事業そのものを魅力無いものにして行くよりも、夢の在る将来をみんなで目指せる方向を示す事が大切だと思うのです。

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