2007.12.15 構造設計が日本の建築を決める
構造偽造騒ぎから日本経済を揺るがす改正建築基準法の施行により、皮肉な事に構造設計者は建築業界をリードする程の地位が約束された形になりました。
どんなに魅力的なプロジェクトを計画しても、構造設計者にその仕事をしていただけるかが重要になり、複雑な構造で計画しようものなら、数少ない構造設計の先生方にそっぽを向かれてしまいかねない、そんな事が最重要な建築業界になってしまいました。
ただでさえ少ない構造設計者さん、私達がお願いしている構造設計の先生方は、数十年前の手計算の頃から構造をされていたベテランばかりで、すでにもう仕事したく無いと言われ、あと3年位で引退しようと言う人が多いのです。
5年も経つと日本の構造設計者の30%以上は引退されると思うのです。一級建築士の取得が難しくなった現在、一級建築士で構造を目指す若い人は少ないでしょう。それに加え現役の構造設計者は建築確認の適判の審査の仕事もさらに加わり面倒な構造計画には見向きもしなくなるのではないかと心配しています。
少なくとも私達はあと20年以上はこの業界で生きていかなくてはなりません。
その為にはオフィスの皆で構造計算ソフトを導入し、構造計算術を勉強し、真摯に建築に取組むしか無いという結論に至りました。
構造計画から計算まで意匠と連動しなくてはと思ってます。
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