2016.08.27 紙縁家具へ託す3つの思いNO1
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災害時における避難生活の質向上

今迄、仕事で数多くの歴史的建造物の改修も手掛けてまいりました。日本家屋の場合、 たとえ山村にある古い古民家でさえも土間の上にはお座敷があり、そこには床の間と仏 間があり、身分には関係なく神聖で品格のある空間を持っていました。そこには襖や障 子といった紙に囲まれた生活空間があり古くからの日本の文化や私達日本人の格式あ る生活習慣等が感じ取ることができます。これは日本の宝ではないでしょうか。

昨今の想像を超え頻発する災害において、家財を無くし避難生活を余儀なくされる多 くの人達の映像がメディアで流れてきます。体育館の冷たい床に横になられている姿に は、もはや日本人としての品格を失ってしまい、見るに堪えない状況があります。これ を何とか出来ないものだろうかと言う理由から、極限状態にこそ私達、日本人の持つ本 来の品格を世界へ伝えたい言う願いです。
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私達の暮らしは昔から土間の上ではなく、土間から上がった畳や縁甲板の上で生活して いました。だから土間の上に直接、段ボールの箱を並べたベッドやイスは如何なものでしょ う。被災者の方々は ホームレスの人達とは違います。この事業で取組む強化段ボールによる家具は、土間との接 点が面ではなく、折り曲げた線や段ボール小口の線としています。その方が面で接するより 安定するし、家具として土間から浮かせることで品格と審美性を保っています。

紙縁のホームページ

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