2016.04.27 何と無く記憶に残らない係数と品格について!
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何度か登場している筑後川に掛かる諸富橋。

先ほど通過したときに改めて橋を囲む鉄骨が白だと気が付いた。
何度も通っていて意識する事すら無く景観に溶け込んでいて、記憶に残っていなかった。
白いトラスの間から見える昇開橋は赤。
昇開橋は記憶に残っている。
筑後川のちょっと上流の六五郎橋も赤。

しかしながら筑後川に掛かる橋で一番印象に残っているのが、以前紹介した世界遺産構成資産に登録された三重津海軍所跡に繋がる新田大橋のピンク色の鉄骨フレームだ。

空間を考える際に、家具や建具、空調機器や換気扇などの部材を見せなくする為、カメレオン的擬態効果を意識してあるべき物を無くす事でスッキリさせ、敢えて神聖な空間に見えるよう心掛けたりする。

記憶に残した方が良いもの、残さない方が良いもの、色々あると思う。
美しいものは記憶に残る、また著しく乱雑で雑多ものやケバい色彩も同じく記憶に残る。

その判断の最終的に辿り着く基準は、品格を保つことができるかと言った日本的な考え方なのかも知れない。
しかしモラルやら品格とかいうものは、色んな事を学び知らないと身に付かないものだと思う。

品格を表しているかどうかと言う事。
これを景観に置き換えればそこに住んでいる人たちの民度を表していると捉えられる可能性が高い。
私たちの先人達が残してくれた景色や生活様式には崇高な品格が伺えるものが多い。
明治日本の近代化遺産で示されたストーリーでの、先人達が近代化に取組んだその民度の高さは、私たち日本人が野蛮人でな無かったと言う、西洋から見た東洋の姿であろう。

世界遺産構成資産周囲の景観には気遣って欲しいと地元にいる者として切に願う^^;

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