2016.01.10 レポート3■終末ケア!
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終わり良ければ全て良し。人生の全てが報われる終末ケア。

どんな事業や仕事でも様々な困難を乗越えた後に結果を残す事ができたとする。最後にこれで良かったと思えた瞬間、充実感と満足感に満たされる。それは過去を振り返り悔いの無いとても幸せな人生だったと断定できる。

人生の最後に充実感と満足感で満たされるのは一番必要な事。
そんな風に満たされた幸福な死を迎えるためのお手伝いをすること、それが「終末ケア」ではないだろうか。

終末ケアに携わるには、人に優しく寄添ってあげられる大きな心が必要だ。終末ケアの現場はケアスタッフの人達にとっては、人間としての修錬の場でもあるように思った。

人は基本、とても我が儘である。其々の長い人生を歩んで来られた諸先輩達には、身体が弱っていても長い間に培われた価値観や信念、其の人それぞれに人としての大きな尊厳がある。

病院からここの施設へ運ばれた時、長い入院生活で体力も落ち痴呆も進んだ施設利用者は多い。環境も変わりスタッフが幾ら話し掛けても返事も返って来ないような人、そんな利用者が、ある時突然「部屋が暑い!」とか「喉が乾く、水が欲しい!」とかスタッフに怒られる瞬間が来ると言う。それは元気になられた証拠なのだそうで施設のスタッフみんなで喜ばれるのだそうだ。

施設利用者の手摺代わりになる介護スタッフは、移動の際、利用者の手を引きながら向かい合わせで声を掛ける。また足裏マッサージをスタッフが施設利用者に対し日課で施されてるが、それは利用者に対する情報収集のための大切なコミュニケーションタイムだと言う。

時に利用者から頭をこずかれたり、怒られたりされているスタッフ達。彼女達は、利用者の人生最後を最高のものにする為の協力者なのである。誠心誠意の心のこもったケアの後には「心の底から、ありがとう」と涙して感謝される瞬間があるようだ。それはスタッフ達にとって、心も身体も苛酷な職場が最高の喜びのある職場へと変貌する瞬間なのである。

驚いた事に痴呆の進んだ人でも、この施設ではスタッフ達の施設利用者に対する"心に寄り添った介護"により、殆どの人が快復に向かうときいた。

次回へ続く!暫く間を空けます。
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