2016.01.06 死の質について
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正月の休みに一気に纏めてしまおうと思っていたレポート
このブログの中で、少しづつ綴っていく事にした。

仕事やNPO活動の中でいろんな人と出会い、教えて頂いた事を少しづつ書き下ろしてみる。

レポート1 ■死の質!

最近、仕事では毎年のように介護施設系の建築物を手がている。
それと納骨堂といった建物も幾つか手掛けるチャンスも頂いた。

私達の仕事は、プライベートも含め、どちらかと言えば人の死の瞬間からは遠い所に位置していて、直視することから出来るだけ自分を遠ざけてきたように思う。

ある任意団体組織の会議に呼ばれ、終末期で過ごす施設づくりでの意見交換会に参加させて頂いた時の事。

出席者の若い心臓外科の医師から、「人の死には質がある」と言う興味深い話を聞いた。

死んでしまえば、同じだから死に質がある等とは、それまでは考えた事も無かった。

しかし思い当たる節もある。随分前の事、相続税対策という事で共同住宅を建築中の時、その共同住宅の地主であるクライアントのお父様が建物の完成を待たず、病院でお亡くなりになられた事があった。多分70代後半だったと思う。

クライアントの話によるとお父様の身体はガンに侵され、とても弱っておられたが、頭は人一倍はっきりされていたらしく、亡くなる寸前までは、怖い!まだ死にたくないと言われていたと聞いた。
身体が壊れる前に脳が先に壊れないと死を迎えるのは、とても悲惨であると聞いた事を思い出した。

心臓疾患の患者さんは若い方が多く、生死に関わる大きな手術を受けた後、残された人生の時間がどれほどか様々な事例は有るものの、死と隣り合わせの人生を送られるらしい。

本人も家族も、死と直面した毎日は、1日でも長く生きるための死との戦いとなるらしい。3年後、5年後、若しくはそれ以上。生と死の戦いが続き、戦いが終わった時には、本人も家族も周囲にいた人みんなが、生死の戦いに敗れた無念さに号泣されるらしい。

そんな事例と反対に家族や仲間に祝福され、生を全うした満足感に溢れた幸福な死の迎え方が有るそうだ。

次回へと続く

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