2015.08.23 漆喰の謎!基調講演から
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昨日の歴史的景観づくりワークショップのための講座。漆喰の謎!

興味深い内容だった。とても感心が高く

講座終了後、30名弱の参加者からは後質問が殺到。その一部を紹介する。

漆喰を塗替えしたのに後からシミが出た。どうすればとの質問には

古い壁の上に直接塗った場合、シミが出て来るのは良くある事、特に線香を焚いている近くの壁は酷いらしく出たシミを消すのは出来ないらしい。

下地処理を行い、下地が乾ききった後に施工しないと漆喰はそうなるようだ。

塗料を塗る感覚と違う事から、塗料と漆喰の違いについて説明頂いた。

塗料だと塗膜一枚で下地の状況関係なく全て封じ込め出来るが

これは、塗料が空中の湿気や埃等、吸着させる事が無く空間の浄化作用が無い事を意味するようだ。

また外壁に使う漆喰のカビ発生について防ぐ方法を聞いた。

外壁のカビは、湿気が多い場所では市販のサイディングでさえ発生するもの

漆喰に撥水効果もたらす菜種油混入等は逆効果。ガビの栄養素になると言う。

軒を大きく出し雨水が掛からないような構造にするか、防カビ材料等もある。

特に湿気が多い場所では、木板を被せるなど工夫が必要との回答。

その他にも様々な質問で盛り上がった。

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とても難しい材料、漆喰。

次回は9月26日午後2時から屋根の瓦を固定し、防水処理補修を行うワークショップを予定。

歴史的建造物で最もコストが大きく発生するのが屋根。

古い瓦を漆喰補修してくれる職人さんは現在居無いに等しく

屋根のやり変えコストが原因で建物が壊されるケースが最も多い。

屋根漆喰による防水処理と瓦固定技法をワークショップを通じて伝える予定。

その次は壁漆喰のワークショップとなる。

とても良い内容の事業だと改めて感心する。

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