2016.06.30 古民家延命プロジェクトの紹介!
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ここは七年庵と言う佐賀市富士町の山奥で再生した築150年ほど前の建物。

地域モデル住宅で、地域の理想的な住居の形態として再生させて頂いた茅葺き古民家。

田舎屋敷でありながら品格に溢れた空間が広がる。

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外観もとても素晴らしく蘇った。再生した後7年間は、私の所属するNPOまちづくり研究所にて管理する事を条件に国から補助を頂き実現した。そして今年でもう7年。来年度は所有者に返す事になる。

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茅葺き屋根の小屋裏はとても素敵な空間となっている。

こんな場所で民泊できたら良い、と思っても補助の条件で第三者へ宿泊場としての貸出は禁止事項となっていた。そろそろその呪縛からも外れる時が迫って来た。

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内部のお座敷を正面から低いアングルで捉えた写真。

小さな田舎屋敷とは思えない程品格に溢れていて、当時の先人達の生活空間に対する心意気を感じさせてくれる。

古い建物の再生に携わると、当時の職人さん達の想いが身体の中にスッーっと伝わってくる瞬間がある。

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最後に再生前のビフォーア写真。

殆どの人は、この状況を見た瞬間、一刻も早く解体してしまえと口を揃える。

見えているのはヨレヨレのアルミサッシにボロボロの外壁板と錆だらけのトタン屋根。

しかし古い木造古民家をちゃんと調査すると、そこには先人の技術者が心に込めた技が見え隠れしていて、そんな職人たちの心意気を感じる事こそが再生の基準。

オリジナルのディテールに先人の魂が宿っていて、その魂に心を開く事で再生が実現するのであろうと信じている。

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