2008.02.28 パソコンの色?
「こんな色のパソコンが欲しい!」
 そう言えば、昔マックで木目や大理石柄のパソコンがあったような記憶がある。仕事でグラフィックも扱ったりするので、自分にとっては、基本的にパソコンには色は不要である。と言うより廻りにあるものに、複雑な形や色が多すぎると思っている。
 建物を考える時は、形を無くす事、色を無くす事から始める。最終的には、様々な形や色を持って来る事もあるが、一度全てを消した後から純粋に構成して行く作業が多い。
 しかし「こんな色のパソコンが欲しい!」とあえて言わせるなら、カメレオン的パソコンなのかも知れない。大理石の輝き、木調の柔らかい質感、服と合わせてテキスタイルを着せるとかTPOに合わせ着せ変え人形のように変身すると面白い。一緒にお出かけするパートナー的存在なのである。そう考えると携帯電話のようにジャラジャラアクセサリーも欲しくなるのだろうか。なんだかんだ言っても、私にとってパソコンは手放す事の出来ない、人生のパートナーみたいな存在になってしまっている事には間違い無い!
2008.02.28 環境への配慮は豊かさを否定しない
 大量消費社会での沢山のモノに溢れた生活は本当に豊かなのだろうか。感性豊かな多く
の女性達は、高価なブランドバックや服など、本質的な良いモノを持ちたがり、そのモノ
に愛着を持ち末永く使おうとする。私も仕事上家具を提案する際には、少々コストが上が
っても長く使える本物を選ぶことを勧める。
 古い建物には、木、石、鉄、土など身近にある本物の素材が、建具、床、壁、天井など
贅沢に使われている。これらの素材を活かしリニューアルされた空間は、歴史的な深みの
ある雰囲気を醸しだし魅力的で興味深いものだ。
 しかし大量消費時代の産物であるいわゆる新建材、木目や石模様をプリントした合板等
で構成された空間は、30年もすればリニューアルできない大量のゴミの山を作ってしまう。
 20世紀後半から半世紀足らずの間に大量のゴミを生産してきた現代社会、それらに囲ま
れインスタントな空間で暮してきた私達の世代は本当の意味での豊かさの価値基準を見失
っていたのかもしれない。
 地球温暖化阻止が叫ばれる中、もう一度豊かさの価値を見直し、本物を長く使う、良い
モノを大切にする文化を定着させることの必要性を感じる。
                       (佐賀新聞コラムひだまり2008.2.26)
2008.02.23 指定講習会と三重津NPO立上準備会
一級建築士の指定講習で朝から時間をとられました。何時もの指定講習は、内容が薄っぺらで行く度に時間と、お金の無駄だと腹立たしく思ってましたが、今日は、素直に大変勉強になりました!でありがとうございました。しかし講習費用1万7千円は高いと思いますし、昼の弁当は希望者だけにした方が良いと思いました。年とると豪華な弁当はカロリー高くて少し苦痛になります。歴史に残る姉歯さん事件から発した建築士法改正で、設計書類の保存期間が15年間義務になりました。今までの5年間の三倍です。建築事務所の掲示に登録期限の標記義務やら、建築士指定講習も義務づけられ、終了後試験を受けなくてはいけないとか、構造改正の事やら、裁判の判決事例の事やら講習を受けましたが、聞きながら右手は勝手に、天童木工さんの椅子コンペのデザインをしていました。久しぶりにゆっくり机に向っていましたので、面白いものができました。しかし出すかどうかは決めていません。夜はこれから土師先生達と三重津NPO立上準備会の会議兼飲み会です。
2008.02.21 木材検査
今日は春の陽気で、木材検査へ行きました。木材の良さを改めて感じて来ました。
mokuzai2.jpg

角材の小口を並べて積んである姿が、個性的で面白かったので撮影しました。
mokuzai1.jpg

ほぼ一軒分の木材です。家を造るのは大変なことですね。
mokuzai4.jpg

とびっきり魅力的な家にしないと、罰が当たります!と痛感しました。
2008.02.20 プレゼンの難しさの2
昨日に続いて今日も多くの審査員の先生方の前でプレゼンする事になりました。いずれも動画を流してからのプレゼンでしたが、私の自己評価では、何処まで伝えることができたか解らなかったので良い点数ではありません。二つとも環境NPOでの行政からの委託事業です。昨日の温暖化防止センター委嘱のためのプレゼンでは、強力なライバル出現で、有名な大学教授が名乗りをあげられ、「熱い想いで集まった環境中間支援市民活動組織を粉砕する為の一見パワフル官制?NPOあらわる」そんな感じです。審査をする側の偉い人がNPOを立ち上げられたので、実績があろうがなかろうが、あっちに流れるのだろうな!とメンバーの人達は肩を落しています。結果を出すための事業ではなく、予算をこなすための事業に後戻りしていくのかと思うと残念です。環境は、ネクタイをしたおじさん達が、業として講議をして廻るのではなくて、子供達や、お母さん達に環境の大切さを伝え、温暖化防止活動に巻込んで行く事が絶対必要と思い、中間支援市民活動団体である私達の必要性を訴えたのですが、審査員の人達には伝わらなかったかもしれません。まだまだ変革が必要な世の中かもです。
2008.02.19 プレゼンの難しさ
今日はある事業委託のためのプレゼンに昼から行く予定です。想いを人へ伝える、ただそれだけの事ですが、難しさを何時も感じ緊張します。今回のプレゼンは、喋らず、話したい気持ちを我慢するプレゼンです。沢山の画像を流し、綺麗な音楽を流し、私は横に座っているだけなのです。最後に3分ぐらい言葉を発して終了です。どう言う結果になるかは解りませんが、伝える事、それは百分は一見にしかず!かもしれません。こういう活動を沢山させて頂き、多くの事を学び、その経験をもっと活かして行きたい。そんな思いが伝われば良いと思ってます。今までのパワーポイントから、DVD映像プレゼンへの新しい挑戦でもあります。
2008.02.15 Y-House酒蔵母屋リフォームの撮影
Y-House酒蔵母屋リフォームの竣工写真撮影をやっと昨日行なう事ができました。カメラマンの補佐でスタッフと私で半日働きました!これらの写真は私達で撮影したものなので、上がって来るプロの写真が楽しみです。
キッチンの写真はK-Houseさん経由で全国を廻っているらしいと聞きました。
yosi1071s.jpg

裏玄関と通路です。以前は全部が土間でした。
yosi013012.jpg

リビングは以前は土間と一体で寒い空間のようでしたが、今年の冬は快適だそうです。
yosi1105s.jpg

エントランスの設えは、クライアント様のセンスの良さを感じます。
yosient.jpg

2008.02.14 バレンタインディのオフィス
朝オフィスのスタッフから義理チョコを頂きました。ロイスの極薄チョコは絶品で、ちょっと幸せな気分になりました。今朝はこれからO先生との構造打合せで福岡へ行きます。昼前にY-Houseの竣工写真撮影でIカメラマンが来られるのでスタッフに対応してもらい、私も帰ってから合流します。その後はH-Clinic定例現場会議です。夜はNPO環境推進センターの方の打合せが待っています。昨日から少しづつアルフデザインHPもブログページも改良しています。
2008.02.13 建築を計画する際の留意点
案外、住宅を計画する際、何処に相談してどう進めれば良いのか良く解らない。と言った悩みは多いようです。「家賃や駐車場代にお金を払い続けるより、いっそう住宅を考えてみようか!」または「子供達が独立し、30年以上前に建てた広い古い住宅をリフォームしもっと狭くて快適な空間で、好きな花、絵や音楽に囲まれて自分の為に人生を過ごしたい」と思い立ったとします。そうして何処に相談しようか悩んだ末に以下の選択があるのでしょう。

・ハウスメーカーの住宅展示場へ足を運ぶ。
・地元の工務店、住宅実績の多い建設会社へ相談する。
・知合いの設計事務所へ相談する。
・知合いの大工さん、左官さん、電気・機械設備屋さん等、工事に携る人に相談する。
・土地を紹介してもらった不動産屋さんに相談する。

相談の持って行き先によっては、将来の人生設計を誤ってしまうリスクがあると思うと、何となく躊躇してしまいます。当然の事ですが建物を建てることは、多くの人にとって人生で最も大きな買い物になるでしょう。例え失敗しても、人生の殆どをその失敗にコストを払うことに費やす結果になります。
○限られた資金計画の中でどれくらいの建物が可能なのかが心配。
○自分達のライフスタイルの在り方、建物のイメージをどうやって伝えるか解らない。
○その建物実現の為にコストがどれほど掛るのか解らない。
○設計士に頼んで条件を提示し平面図として敷地内へ落込んで行くにつれて、理想が遠ざかっていく!

そんな底なし沼のような渦の中に入り込んでしまう事も沢山あるのでしょう。
先日、エキスパート派遣事業で相談と指導を依頼され、思いました。

リフォームでも、新築でも、エキスパート事業のように時間を決めパッケージ化して取組むことは大切かも知れません。早速HPに”建築計画での留意点”という項目を作成してみました。これから経験と実績に裏づけされた技術力を有するデザイン事務所として様々な場面で、私達のノウハウが活かせるようにしていこうと思います。
2008.02.11 心地よい美術と生活空間
アルフデザインでは、計画した空間に置く家具や絵、オブジェなど生活空間を引き立てる心地よい美術作品等も提案しています。ただ綺麗な空間であるだけでなく、ブラインドを通しての自然光の取り入れ方、テーブル椅子そして絵、その大きさや内容、額装まで興味の対象です。全体の空間にそれらが及ぼす影響、その面白さ等が、そこで暮す人や迎え入れる人への気配りだとおもいます。そんな気配りの栄える空間で、生活を楽しめる心地よいゆとりを暮しの中に持込みたいと思っています。そう言えば一昨年、版画芸術という阿部出版の季刊誌132号に「飾る愉しみを追う」飾る暮しの”贅沢さ”と言ったタイトルでカラーページで取上げて頂いた事もあります。それは家具や絵画の入ったあとのM邸(この写真はまだ備品が入る前の状態です。)でした。住宅はもとより、病院や企業のオフィスにもちょっとした文化の香りのする心地よい空間が必要だと思っています。
2008.02.10 最近のメール!
最近になって、今までになかったセミナー勧誘メールが続々来るようになりました。建設業界、住宅業界が落ち込み、顧客獲得で一人勝ちできる方法を伝授するセミナーのようなものだそうです。企業が自費出版で本を出したり、メールマガジンを出したり広報には躍起になっています。しかし身の程に合った規模と仕事の進め方で、本当の意味でいい仕事を確実にしていくことが、オフィスを続けていく楽しみになると私は思うのです。厳しい業界なので、組織を大きくして維持していくことは無理でしょう。私たちのようなアトリエオフィスでは、身の丈にあった中小規模の仕事を、デザインとその質を守りながら、良い形で続けるしかないと思ってます。
昨年完成したプロジェクトはほとんどRecentlyWorkで取り上げています。自費出版まではいきませんが、ブログとHPで情報発信してまいります。
2008.02.08 役員席
当オフィスの取締役達です。所員が仕事している時はこのように大人しくておられますが、お客さまが来られると、仕事の邪魔をするなとばかりにけたたましく吠えます。書籍を配達される本屋さんと、ある宅配便の方は、事務所に入ってこられず、外から覗き込んでサインを送られます。役員席の移動をお願いしたいのですが!
inu0208.jpg

2008.02.06 確認申請がやっと!
我がオフィスの難題となっていました建築確認申請がやっと許可になりました。県外プロジェクトのO医院です。
我がオフィスでもついに構造計算プログラム導入し、構造計算のための入力までは行なうようにしようと決めました。意匠図との取合いやら図面の整合性を審査機関から追求されるようになり、構造事務所の負担がとても大きくなってしまいました。その影響がそのまま申請期間にはね返ってくる状況です。将来的には、構造計算から構造図面までを自前でしないと建築事務所は継続できなくなると私達は判断しました。
2008.02.05 日本近代化のルーツ三重津日本海軍所跡地
 土曜日、伝承遺産ネットシンポジウムでお世話になった坂本さんから電話があり英国から来日されているS.S.先生が、下関と北九州のシンポジウム終了後、三重津の日本海軍所跡まで来られると連絡ありました。K先生が御連れになられると言うことで、連絡をとりあって欲しいと言うことです。
 私は、その翌日、環境推進員研修で会場にいたのですが、講演を聞いている間、いてもたってもいられなくなり伝承遺産シンポジウムで開催地講演をして頂いたHさんとシルクロードのフォトジャーナリストOさん、そして仕事でおせわになっているK社長に急遽連絡を取り、幸い、その夜はSS先生K先生をお招きし、日本近代化遺産について語る貴重な場を設けることができました。
 さすがに英国、東京からの長旅と強硬スケジュールで両先生お疲れぎみで申し訳なかったのですが、会食は大いに盛上がりました。その後、地元組は朝まで飲み会が続きました。
 私の住む場所のすぐ近くに世界遺産になりうる貴重な場所があるのに、行政は動かないのです。それどころか、湾岸道路計画で貴重な日本の財産を潰してしまいかねない危うい状況なのです。世界遺産と言えば、市民活動で盛上がる地域が沢山あるのに、しかも審査する側がその価値を見い出しているのに、当事者であるその地域の市民も盛上がらない、というかその存在も価値も知らないどうしようもない土地柄です。
 翌朝SS先生を三重津へ御連れするのに、Hさん所有の車、ジャガーが活躍しました。私のボロ車は、ホテル近くの駐車場へ置き去りに、ジャガー後部座席のSS先生の隣に同乗させて頂きました。Hさんは英国好きの早稲田ラガーマンOBで、昨夜はSS先生と親密に話をされていたようでした。
 三重津日本海軍所跡地を世界遺産暫定リストに上げるため市民活動の輪を広げ受け皿となる団体をつくりましょうと、Hさんと約束することになりました。
mietu2.jpg

mietu.jpg

2008.02.04 ISOの継続断念
2002年に取得し現在まで6年間継続してきたISO9001品質管理マネージメントの登録を止めることにしました。役所に指名願いを出す為でなく、私達の仕事に対する品質管理の在り方を見直し、顧客満足を維持していく為に取得し継続してきたISOです。外部審査機関から、これまで多くのストロングポイントを頂きました。しかしながら、今回の建築基準法改正によって、建設業界の将来への展望が大きく変化しようとしている中「ISO9001品質管理マネージメントシステムそのものは継続しても、コストの掛る外部審査は必要ないのでは」とマネージメントレビューで話合い、ISO更新の中断を、外部審査予定直前になって決定しました。最大の理由は、建築確認申請に手間とコストが掛り過ぎ、ISO登録維持への余裕が無くなってしまったことにあります。あるプロジェクトは昨年より16回も確認審査事務所へ出向き、まだ解決出来ずにいます。小さいアトリエ事務所には、昨年6月より認定構造プログラムソフトが出ない建築基準法改正が、大きく影響していて、このような結果になりました。ISOを持たない一般の事務所になりましたが、システムは継続しています。これからも頑張りますので応援お願いします。
2008.02.02 既製品化粧外壁サイディングについて
既製品ユニットハウスでの外観と内装デザインをするよう頼まれ、あまり気乗りしないまま取組んでいます。初めて化粧板の外装サイディングをカタログを見て現物を取寄せました。驚いたことに何時も私達が使っている無塗装品の方が化粧ボードより高価で、タイル調やスタッコ調等の化粧ボードがはるかに安いのに驚きました。住宅産業では常識なのでしょうが、一般の人達は、タイル調等の化粧ボードの方が高級感があって、断然高価だと思われていると思います。風景に合わせて、また建物に合わせて色彩を決め、オリジナルで建物を計画することは、贅沢な事になってしまっている、としみじみ思いました。建物造りはパタパタと貼ってお終いのやり方が主流なのですね!