2016.03.02 建築ジャーナル高齢者施設特集がやって来た!
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建築最新事情高齢者施設特集が掲載されている建築ジャーナル九州版3月号がオフィスに届いた。

私も原稿を出していたので楽しみに待っていたもの。

高齢者施設特集を企画しているので出して欲しいと言う問合せが今年初め来たので原稿を準備。

今までにもRC造の比較的大きな施設の実績も有ったが、今回は木造の高齢者施設を送っていた。

高齢者施設特集の表紙がこれで、掲載された10のプロジェクトの内8っは大型プロジェクト。

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表紙を捲ると大きな見出しがこれ^^;

お伊勢茶屋はタイムリーなプロジェクトだったようだ。

日本の建築空間で畳と無垢板でいざって水回りへと行ける構造になってると言うのは、巻頭の文章にもあった。

同じような事考えている人もいるのだな。嬉しい。

高齢者施設特集以前のブログ


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2015.12.15 コンクリート洗い出し長崎街道仕上げ!
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上の写真左は、お伊勢茶屋で施工して頂いたコンクリート洗い出し仕上げ。

当初は左官職人さんから自信が無いからできませんと宣言された仕上げだ。

面積が広いから仕上りの結果に自信が持てないらしい。やったこと無いから要はやりたく無いという返事は当然の結果かも知れない。それを可能にしてくれたのは工務店の工事部長Aさんの熱意である。

三度に分けて施工され最初の一番奥の部分はチョット粗が目立ったものの次の中央部分から一番手前の長崎街道沿いにかけては最高の仕上りだった。

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私達も落成式の当日にやっとお目にかかれた新長崎街道仕上げである。

当初の設計では何も考えのないインターロッキングブロック仕上げとしていたもの。

現場打合せの中で、長崎街道を敷地内へ引き込もうと言う所から始まった。

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白砂を使っている生コン工場を調らべ、唐津の海砂を使っている多久からコンクリートを調達。

市内の生コン工場は黒砂を使ってる所ばかりで正直、半ば諦めていた。

コンクリートを打設後に黄色っぽい背振砕石を撒いてタッピングを行う。

そしてコンクリートをコテで押さえた後に表面のセメントを洗い流す方法。

普通はコンクリート打った後にモルタルを被せ種石を撒いて洗い出し仕上げ行うのが通例。

ここは車が通過するのでモルタルでは直ぐに割れて持たない。

なんだかんだで最高の仕上げが出来た背振砕石のコンクリート洗い出し長崎街道仕上げ。

見れば見る程にとても美しい!インターロッキングに比べ安価でしかも素晴らしい仕上げである。

私達の標準仕上げとして新しく認定する事にした。御協力頂いた方々に感謝!感謝!

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2015.04.28 素敵な景観を演出する鉱滓煉瓦
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ダークグレーに白華現象の白い汚れある表情!

渋いクールな景観を表す。

鉱滓煉瓦と呼ばれる、この地区ではよく見かける煉瓦だ。

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スラグ煉瓦ともいわれるもの。

この煉瓦は現在では造られていないようで、入手不可。

表情を似せて造られているタイルはあるものの、やはり本物の鉱滓煉瓦の表情は良い。

何気無く意識せずに見ている景観が、とてもカッコ良かったりしても実は気が付かない事が多い^^;

近代化産業遺産の副産物、鉱滓煉瓦!

なかなか良いね!

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2015.02.16 人が集う納骨堂
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人が集う納骨堂の竣工写真です。

幾つか納骨堂を手がけて来ましたが、その集大成かも知れません!

故人を偲んで人が集える場所を設けました。

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竹の集成材で作られた椅子を並べています。

LED照明器具の出始めの時期でしたが、オールLED照明器具で境内の照明装置としての役割を果たしています!

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エントランスを入った正面の写真です。

ちょっと懐かしいプロジェクトですが、再アップしてみました。

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2015.02.14 明日上棟の歯科医院
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上棟予定の歯科医院模型

色んなエピソードが有りましたがやっとここまで来ました!

木造平屋建てのこの歯科医院、見積りが出るとまさかの坪○○○超え^^;

クライアントさんから、これでは建てられませんと当然のお言葉、

大工さんを抱える知合いの工務店さんに再度見積もり依頼して何とか予算内に

そして今日に至ったプロジェクトです!

大変難しい時代になったと実感します!

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2014.12.15 歴史的建造物調査
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歴史的建造物の調査へ向かいました!

何処かは書けませんが、素晴らしい数寄屋造りのお茶室を見せて頂きました。

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この建物は垂木、柱、鴨居も廻り縁も丸太を使ってあります。

何が凄いかと言うと、丸太は銘木と呼べるような均一な大きさの丸太が使用され

丁寧に納めてあります。

丸太に面を取って納める事も有るのですが、このお茶室では丸いまま木材を使い空間が構成されています。

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思わずため息が出るほどの技が光ってますね!

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建築されたのは明治時代ではないでしょうか!

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驚く程長細い丸太が丸い垂木を受ける桁材として使われています。

その先には、かなり勿体無い状況で増築された部分が有りますが、

元の形に戻したいものです。

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2014.08.04 門司港建築探訪:三宜楼の下地窓
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三宜楼にあった下地窓の数々を紹介します。

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下地窓の色々はポスターになっていました。

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門司港駅から少し山手に上がった場所に有る3階建ての和風木造建築です!

昭和6年に建てられ、昭和30年廃業。
市民の保存活動で寄付金を集められその後、市に寄付されたようです。

窓から門司港が見渡せる景色が広がっていました。

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2014.08.03 門司港建築探訪:旧門司三井倶楽部
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写真は旧門司三井倶楽部です。向こうに見えるのはアルドロッシの門司港ホテル。

あいにく雨でしたが、良い眺めです。

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大正10年に建てられた物を耐震改修して有り、資料館として活用されています。

ネットワークのIさんに案内していただきました。

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天井の高い廊下が印象的でした。

普段は入れない所もご案内頂きました。Iさんに御迷惑かけぬよう写真はカットです!

伝承遺産ネットワークの皆さんありがとうございました(^^)

総会では、貴重なアドバイスを頂きました。これからの活動に元気沢山頂きました(^^)/

年に一度の貴重な会議!来年は鹿児島で会いましょう!

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2014.05.29 改修現場で集まる和釘の色々!
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樋受け、瓦止め釘などいろんな和釘が出てきてます。

板の上に置いて写真撮りました。この場所に展示し、残そうと思います。

結構長いものが多いですね。

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2014.04.09 職場体験と進路


一昨年近所の鍋島中学校から来られた職場体験の二人の女の子、スタッフに聞けば、二人とも県立工業高校建築科に合格進学したらしい。
工業高校からも毎年職場体験に2年生が来られているのですが、その子たちも2年生になったらまた来たいと要望されていると聞く。
オフィスのスタッフの一人が工業高校出身でその後、四年制大学に進学し、うちにいる。
彼の影響もあるのか、とにかく職場体験が彼女達の人生に影響を与えたのには違いないようだ。
はたして良かったのだろうか?


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2014.01.07 1月6日仕事始め!

今日は歴史的建造物の視察調査に立ち会わせて頂いた。

しかし今回は周囲の意外な景色に私だけ見惚れてしまった!

江戸時代初期からあるこの場所は、今も市街地で住宅街の真ん中に位置する。
住宅街に挟まれた水路は、この街の歴史を醸し出し、忘れられた意外な空間を形成している。
上の写真の水際は土羽になっていて、住宅街の真ん中にビオトープを形成している。


ここは護岸の内側に松杭と杉板で割り栗石を塞いだ構造となっている。
珍しくまだ石積み護岸が多く残っている地域だ。


水辺に飛び出す山茶花の赤い花!水辺に映る揺れる赤は魅力的だが、近くに住んでいる人でも多分気がつかないであろう!


歴史的建造物の南壁に寄り添うように群生する、姫蔓蕎麦(多分)のピンクの花がある!
建物もこのような周りの環境も含め、地域の宝だと確信する!

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2013.12.04 旧唐津銀行の照明スイッチ


旧唐津銀行で見つけたタンブラースイッチです。何か美味しそうですね。
多分、昔使われていた菊型真鍮座金タンブラースイッチです。
陶器台座の下にもう一つチョコレート色は台座取付下地木でしょうか(壁改修時このスイッチ重過ぎで補強?)
しかし珍しいですね、この年代の照明器具や配線金具が壊れると交換するものはもうどこにもありません!
大変貴重な物です。もしかしたら何処かにこの種のコレクターが居るかも^^;
2013.11.30 歴史的建造物の保存




歴史的建造物の保存は難しい!
大規模に改修再生しようとすると建築基準法の壁がたちはだかる。
基礎の問題から壁量や構造金物の問題等、現在の構造基準は伝統的建築物にはそぐわないものばかりである。
今時の建物は40年も持続できないものが殆ど、しかし下の写真の建物は300年もの間存在している。
現在の法規に合わせ、金物で補強したり叩きの土間をコンクリートにしたり、基礎を柱と直結したりするとこれらの建物の寿命は極端に落ちるだろう!
何れにしても建築法律は変わる続けている。
300年以上も存在している建物であれば、法律が建物を傷付けなくなる時まで、少しの間我慢すれば良い。
最低限、雨漏りを無くし風を入れ替え、管理修繕し維持すれば良い。
そのうち社会全体が歴史的建造物に対し敬意を持って優しく接してくれる時代が来るまでの間!



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2013.11.28 コンクリート打放し建築


先月竣工したコンクリート打放し建築です。
打放し建築は、決してファッションでなくコンクリートの配合とセパ割りが全ての技術優先の世界です。
割れにくいコンクリートを追求する事でコンクリートの在り方そのものを探求します。
欧米に比べコンクリート構造で歴史の浅い日本の規格(日本の規格ではセメントと水の量を多く使うので割れやすい)は当てにできないのです。
自然と形状もシンプルでシャープになって来るのですが、コンクリートの表情は豊かに感じます!
打放し建築は知恵と技術の結晶であり構造美と意匠が一体の素敵な建築なのです。
しかしながら最近、コンクリートの小規模建物が造り難い世の中になってきました。技術者の不足によるものですが大変残念です。



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2013.11.11 朽ちて行く昭和レトロ


あまり綺麗な写真ではありませんが、時代を物語っています。
NPOでのまちづくりや環境推進活動等に関わり一つ覚えた事は、物や建物が語ってくるということです。
私達が古い物の価値を評価するのとは別に、その物や建物に関わった人達の思いや歴史が何となく伝わって来るのです。
非常に興味を感じます。
写真の二つの建物が存在できる時間は多分そう長くはないのでしょう!

2013.10.08 噂になっているお店


昨日に続き、噂のお鮨やさんの入るビルです。

店名の表示は外部にありません。

AIビルさまにテナントで入ってあった人気店です。

4年目に新しくお店を構えられました。

お塩や素材、器、全てにこだわられる素敵なお店です。
何とも言えない幸福感を味わえる数少ないお店なのです。



完成しました。
2013.08.20 愛情を持ち丁寧に接して変貌


写真はNPOまちづくり研究所で改修した古民家七年庵
縁があって、私達で改修し管理しているものだ。
同じアングルからの改修前の状況写真下↓


藁葺き屋根は茅葺に模様替し美しい形で蘇った!
ここでは茅葺職人さん、左官職人さん、大工さん達に協力頂いた。多くの人達に日本の古民家の魅力に気付いて頂きたい。そして在来知による優れた知識と技を身につけられてる職人さん達の出番が増えることを切に願うこの頃だ。


2013.08.14 和の原点


和の空間と言ってもさまざまな形があり、和を定義する事すら難しい。

写真は築百数十年の古民家だ。持主の協力もあって4年程前に運良く再生する事ができたもの。富士町古場の七年庵である。

何でもないような山中の古民家に、自然と向き合う人の暮らしがあった。こんなにところに日本の和の心の原点が溢れているように思う!





風通しが良く、内部の漆喰壁が湿度調整をしているようで建物内は案外涼しい。




↑改修前の写真!解体寸前だった。
誰かがその魅力に気付き、その気になれば改修できる。古民家は日本の宝である!

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2013.07.10 和の空間ー和室

↑G寺改修

和室って難しいけど素敵な空間ですね。内部空間と外部空間が繋がり、時間と共に映り変わる周囲の景色を内部に取り込む。景色の一部をも内部空間の構成材として取り込もうとする、そんな空間の連続性のようなもの。それが和の空間創りに必要なんでしょう!
ただ和風と言う一つの場所だけでなく、連続性を意識し、周囲の素敵な景色が繋がってくれば良いですね。空間が抜けていて次々に広がり繋がって行く、そんな事が和の空間づくりの根底にあるのではないでしょうか。


↑七年庵ー古民家再生

↑Y酒造ー明治6年築の酒蔵母屋改修

↑川副町の家ー2013年6月竣工の大壁和室
2008.08.29 家相について
家相についての要望や疑問が、私達の計画には何時も付きまといます。
家相の表にはトイレの位置、浴室、台所等水廻りの位置については細かく記されています。
どうして家相が悪いのか、と紐解いていくと、その根底にあるのが、昔の生活習慣から日本の風土建築様式に見事に合致した合理的な決め事なのだと言う事が解ります。根本の思想は日本の気候風土の中で”安全に明るく健康に暮らせる”ことです。
換気設備や空調設備のない時代、水廻りの場所決めは、空気が淀む事で木造の構造体が腐ったり、虫が付いたりしないため建物を維持していくための重要な要素でした。
水の場所が、風通しの良い乾燥しやすい場所にある事が住居の寿命を大きく左右する問題だったのです。最も湿気の多いお風呂の位置が北東にあることは、お昼は影になり、夜は北風で火災になりやすいこともあり大凶とされていました。
そういう事でお風呂場やトイレ等は、建物から離し、風通しの良い湿気の溜まらない場所に位置させていた習わしから来ているのです。
現在のライフスタイルで、建物の中に水廻りを取込み導線や生活の利便性を重視した現代住宅建築に昔の習わしである家相のみを無理に計画に取込み、日常の生活に支障をきたすプランをつくる事の方がかえって悪い家相を創ってしまうと言えるでしょう。”安全で明るく健康に暮せる”間取りこそが現代の良い家相と考えるべきです。
習わしをそのまま当てはめる事で無く、根本的な思想を現代生活の中に引継ぐ事が本当の意味での継承なのだと思います。